このカクテルは、1999年に発売されたクラシック音楽雑誌「モーストリー・クラシック Vol.25」の“オペラの主人公をカクテルにする”という企画で、プッチーニの『蝶々夫人』をイメージしたカクテルを依頼され、渡仲が考案したものです。
主人公が日本の芸者であることから、ベースを日本酒に。希望と絶望を2種類のチェリーのリキュールで表現。甘美な想いにひそむ切ない気持ちはレモンジュースで表しました。花びらの飾りは、夫の帰りを待ち侘びて部屋中に花びらを撒くシーンを象徴しております。作品をご存知ない方でも「蝶々夫人」の情熱的で切ない気持ちをイメージできるのではないでしょうか。
甘酸っぱい口あたりで女性にも男性にもおすすめのカクテルです。ぜひ、お試しくださいませ。
◎オペラ「蝶々夫人」とは
ジョン・ルーサー・ロングの短編小説「蝶々夫人」、デーヴィッド・ベラスコの同名の戯曲をもとに制作されたジャコモ・プッチーニ作曲の同名のオペラ。没落藩士令嬢の「蝶々」とアメリカ海軍士官ピンカートンとの恋愛の悲劇の物語。